THREE WAY ASSOCIATIONスリーウェイアソシエーション

受験で最初に見られる “見た目” と “声”

第一印象は「明るい表情×明るい声」で決まる

中島晃です。前回は「プロフェッショナルなアナウンサーに最も大切なのは“心”です」というお話をしました。今日は、少し逆に聞こえるかもしれません。受験や面接という限られた時間の中で、まず最初に見られるもののお話です。

「心」が土台、でも入り口で見られるのは別のもの

長く活躍するアナウンサーの土台は、やはり物の考え方、つまり「心」です。相撲の「心・技・体」でいえば、最後に人を成長させるのは心。これは前回お伝えした通りで、今も変わりません。

けれど、アナウンサーの一次面接、二次面接、カメラテストという短い時間では、相手はまず別のところを見ています。それが「見た目の雰囲気」と「声」です。前回と逆のことを言っているのではありません。土台と入り口は、役割が違うのです。

印象の9割は「表情」と「声」で決まる

「メラビアンの法則」というものがあります。人が相手から受ける印象は、言葉の内容が7%、声のトーンや話し方が38%、表情や態度などが55%という割合で影響すると言われています。

声と表情を合わせれば、なんと93%。相手はあなたが「何を話したか」以上に、「どんな表情で」「どんな声で」話したかを見ているのです。だからこそ面接や30秒の自己PR動画では、内容を練るだけでなく、まず「伝わり方」を意識してみてください。

笑顔と明るい声は、練習で身につく

私はレッスンで「笑顔のまま1分間話す」練習をよく行います。やってみると、意外に難しいものです。途中で表情が硬くなり、笑顔が消えてしまう。それでも繰り返すうちに、自然な笑顔で話せるようになります。

声も同じです。小さく遠慮がちな声よりも、明るくはっきりとした声のほうが、「元気な人」「自信のある人」という印象を残します。明るい表情×明るい声――この組み合わせが、第一印象を大きく左右します。

鏡とカメラで、自分を“お客さん目線”で見る

そのために必要なのは、日頃から自分を客観的に見る習慣です。鏡で表情を確かめる。Zoomなどで自分の映像を見ながら、「この表情は感じがいいだろうか」「笑顔は自然だろうか」とチェックする。この積み重ねが、本番で大きな差になります。

服装や身だしなみも印象を作ります。メイクや髪型、髭の手入れ、ヨレたシャツ、磨かれていない靴――細かい部分こそ、受験当日だけでなく普段から整えておきましょう。テレビのアナウンサーの装いや雑誌を見て、「爽やかさ」「清潔感」とは何かを研究するのも、立派な勉強です。

もちろん、最後にものを言うのは前回お話しした「心」、つまり物の考え方です。それでもアナウンサー面接のはじめの一歩では、まず「この人をもっと見てみたい」と思ってもらうことが必要です。見た目の雰囲気、表情、そして声の明るさ。プロフェッショナル・アナウンス塾では、その磨き方を一緒に見つけていきます。

中島(プロフェッショナル・アナウンス塾 代表・講師)

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